玄関や廊下・ホールに収納するモノは、形や大きさもさまざまです。

玄関は持っている靴の足数に応じた玄関収納の形・大きさの確保。

廊下は動線上にモノを収納し、1階2階各々で考える。

階段下はスペースを有効に活用できる収納をめざしましょう。

玄関

我が家の顔になる玄関は、いつもスッキリさせておきたい場所。それだけに、靴などの収納物に応じてしっかりと計画された玄関収納が大切になります。また、ファミリー玄関を設けて家族と来客用の玄関を分けるのもひとつの方法です。

収納のポイント

 

将来、靴が増えることも想定する

子育て世代のご家庭は将来を考えて現状の靴が収納スペースの60~70%に収まるようにプランニングしましょう。また、女の子の場合は男の子よりも足数が多くなることも想定しましょう。

収納する靴のスペースを把握する

収納スペースを割り出す際の目安を知っておくことが重要です。

●婦人靴:W200mm~W250mm × D300mm × H140mm~H200mm

●紳士靴:W250mm~W300mm × D300mm × H140mm

パンプスよりも長いブーツは以下の要領で数えます。

●ショートブーツ:パンプス2足分

●ロングブーツ:パンプス3足分

一般家庭での平均的な靴の所有数も目安にしましょう。

●男性:10~12足

●女性:15~18足

アドバイス

●コート、ジャケット、レインコート、帽子、バッグ、傘、印鑑、ペンなど、靴以外のモノを収納したい場合は「シューズクローゼット」がおすすめです。

●ベビーカー、買い物キャリー、スポーツ、レジャー用品など、大きなモノは土足のまま出し入れできる「土間収納」が重宝します。

廊下・ホール・階段下収納

廊下・ホールの収納は、そのモノを使う動線や階ごとに考えるのがポイント。最近ではアレルギー等の問題から室内物干しスペースを設けるご家庭も増えているので、その場合はピンチハンガーや洗濯ばさみなど洗濯グッズも収納できるように計画しましょう。

収納のポイント

1階2階各々で収納をつくる

季節用品、季節家電、掃除機、生活用品など、1階で使うモノと2階で使うモノを分けて収めるのが、使いやすい収納をつくるコツです。

ギッシリ詰め込まない

容量全体の20~30%を目安にスペースを空けておくと、見やすく使いやすい収納になります。

階段下収納は出し入れのしやすさが基本

空間が変形している階段下は、収納するモノに合わせてスペースを効率よく仕切れる可動棚を設置すると使い勝手がアップします。日常的に使う掃除機やモップ類、生活用品のストックなどに有効活用しましょう。

奥行きの活かし方

奥行きがありすぎると使いにくい収納になってしまいます。収納したいモノの大きさに合わせた棚をつくり、手前に長尺物や大きなモノを置くように奥行きを決めると便利です。

アドバイス

日用品のストック類は使う場所にあるのがベスト。でも、スペースが確保できない場合は、近くの廊下や階段下の収納スペースを活用すると便利です。