マイホームを建てるにあたり、図面や、住まいの外観や内装が一通り決まり、いよいよ着工という時に地鎮祭を執り行います。
マイホームに関する地鎮祭って一体どういうもの?何をするの?準備する物は?といった疑問を一つづつ解いていこうと思います。
地鎮祭とは・・・?
地鎮祭とは、その土地に住む神様を祝い鎮め、土地を利用させてもらう許可を得ること、また、土木工事を行う際や建物を建てる際に、神様に工事の無事や安全と建物や家の繁栄を祈る儀式のことを言います。
その時に、お供え物をし、祝詞をあげ、お払いをして浄め、お施主様が初めてその土地に鍬(くわ)や鋤(すき)を入れます。
また、地鎮祭の執り行い方は地域ごとで違いがある場合があります。ここでは、クレバリーホーム大分中央店・大分東店での場合を一例にしてご説明いたします。
地鎮祭の日取りは・・・?
地鎮祭は慣例的には吉日を選んで行なわれることが多いようです。いわゆる「 地鎮祭の吉日 」とされるのは、大安、先勝 (または友引)の日です。相談の上、大安または先勝 (または友引)の日を選び、午前中に行います。
※工期や天候などの影響で大安、先勝、友引の日にならない場合もあります。
どんな服装で・・・?
神様をお迎えする儀式なので、神様や神職に失礼のないよう男性も女性も基本的にはきちんとした服装で出席します。男性はネクタイの着用が基本です。
余談ですが、ご存知の通り地鎮祭は外で執り行います。寒い冬場、暑い夏場、それぞれの季節で服装や小物などで対策するとよいです。
※サンダルやジーパン等のラフな格好はNGとされます。フォーマルな装いがよいです。
準備するものは・・・?
お供え物
※ お供え物は神社で準備する場合とご自身で準備する場合があります。ご自身で準備する場合は、以下の物を事前にご準備ください。ただし、地鎮祭をお施主様が地元の神社などに依頼する場合は、依頼する神社にお尋ねください。
□ お米
1合(洗米約150g)洗米は、お米をきれいに洗い、ざるに上げ、清潔なタオルまたはキッチンペーパーに広げ、一晩乾かして用意します。
□ 塩
1合(180cc)
□ 海の幸
魚一尾(めでたい鯛が代表的。魚なら何でもよいですが、尾頭付のものであること。)と乾物(昆布1つ、寒天2つ。)
□ 山の幸
果物(オレンジ×3個、リンゴ×3個、バナナ×1房など)
□ 野の幸
野菜(大根×1本、キュウリ×3本、ニンジン×3本など)
□ 保冷バッグ
お供え物は地鎮祭が終わりましたら、お持ち帰りいただけますので保冷バッグを持参すると便利がよいです。
※神社によってお供え物の内容が違う場合があります。
□ 初穂料
神職への謝礼(神社へのお礼)のお金を用意します。初穂料、玉串料などと言います。
お供え物を神社にそろえてもらった場合、初穂料は約3万円くらいです。
この時に使うのは祝儀用ののし袋です。蝶結びの赤白のお祝い用ののし袋に入れ、表書きの上段は「お初穂料」、下段は「お施主様の姓」を書きます。
※初穂料の額は地域や依頼する神社によって変動することがあります。
地鎮祭 式典の流れとその後
1、開式の辞(地鎮祭の開始を告げます。)
2、修祓の儀(お祓いをして参列者やお供え物を清めます。)
3、降神の儀(神様をお迎えします。)
4、献 饌(お酒と水の器のふたを取り、神様にお供え物を差し上げます。)
5、祝詞奏上(神様に奉告、工事の安全・家の繁栄の祈願をします。)
6、清祓い (土地の四隅に切麻をまき、土地を清めます。お施主様も一緒にします。)
7、玉串奉奠(神様に玉串を奉り拝礼、祈願します。お施主様、参列者もします。)
8、撤 饌(お酒と水の器の蓋をして、神様へのお供え物をお下げします。)
9、昇神の儀(神様にお帰りいただきます。)
10、閉式の辞(地鎮祭の終了を告げます。)
11、神酒拝戴(神様にお供えした神酒などの御下がりを食します。お施主様、参列者もします。)
12、記念撮影(記念撮影をします。いい笑顔でお願いします。)
13、ご近所挨拶(ご一緒にご近所様へあいさつに伺います。)
お供え物はどうやっていただくの・・・?
神様が召し上がったお供え物は御下がりとしてとても縁起の良い物です。ぜひ、ご自宅でお召し上がりください。その時の調理方法は、焼かずに煮てお召し上がりください。
これは、「焼く」から「火事」を連想されるからです。当店では、鯛の煮物のおすすめレシピをお供え物と一緒にお渡ししています。
地鎮祭のことお分かりいただけましたでしょうか?執り行い方は地域ごとに違いはありますが、地鎮祭の意味合いは変わりません。祈願する際は、気持ちを込めてお祈りされてください。
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