寝室や書斎や子ども部屋は、パーソナルなモノが多い空間です。

衣類はもとより、趣味の物や本など、他の人には関心のないモノばかりです。

部屋から持ち出したら、自分で責任を持って部屋に持ち帰り、

自らしまう習慣を家族全員でつけましょう。

主寝室

ゆったりとくつろげるスペースをとっていたのに、暮らしていくうちにハンガーラックや引き出しケースを置くはめになり部屋が狭くなった・・・。これは、クローゼットの収納力に原因があります。

収納のポイント

部屋よりクローゼットの広さを優先

ゆったりとやすらげる寝室をキープするために、次のポイントを把握し、余裕を持たせて計画したクローゼットを確保しましょう。

●夫婦で吊るす服の量

●ロング丈、ショート丈を合わせたハンガーパイプの長さ

→ジャケット:50mm

→シャツ・パンツ:30mm

●たたんで収納したい服の量(体積)

●バッグや小物の数

●シーズンオフの掛け布団や毛布のスペース

数年に一度は洋服の見直しを

長年暮らすと服の数もどんどん増えていきます。収納スペースは一定なので、定期的に見直して着なくなったものは新しい服と入れ替えるつもりで整理しましょう。

アドバイス

主寝室での過ごし方を具体的に考えて計画しましょう。テレビを見る、本を読む、パソコンを使うなど、必要に応じて収納の形態も変わります。

書斎

せっかく作ってはみたものの、いつの間にか物置のようになっていることがよくあります。空いている部屋だからとつい不要なモノを置いてしまっては本末転倒。書斎での過ごし方を具体的に考えた計画が必要です。

収納ポイント

書棚にも余裕を

書棚のプランニングは、まず書斎に置きたい本や書類の量をベースに。さらに、パソコンやプリンター、家族の本などを置く場合も想定して、余裕を持たせてください。

子供部屋

他の部屋との違いは、お子さまの成長とともに持ち物が変化すること。小学校低学年から5・6年生にもなれば洋服は大きくなり量も増えます。勉強机や本棚など家具のレイアウトを考えながら間取りをつくり、お子さま自身で整理・整頓しやすい環境にする工夫も必要です。

収納ポイント

収納は柔軟性がポイント

変化するモノに対応するために、収納スペースの中身は最初からつくりこまず、可変できるようにしておきましょう。

将来のゆとりも大切

学用品や習い事、クラブ活動の道具など、お子さまの持ち物は確実に増えていきます。現状のモノを収めて30~40%の余裕が出るくらいがベストと考えましょう。